電子通貨と経済的インパクト
電子通貨への移行は世界経済に明確なインパクトを及ぼしました。各国政府はより多くの国民を正規の財政システムに組み込むことが可能になり、よりスムーズで効率的な商取引ができるようになりました。
Visaの委託によりムーディーズのEconomy.comが実施した調査の結果、電子決済への移行(デビットカードおよびクレジットカードの利用)は2003~2008年の世界経済に1兆1,000億ドルの貢献をしていることがわかりました。これは世界のGDPが平均0.5パーセント上昇することを意味します。また、1兆1,000億ドルとは、オーストラリアやメキシコの経済規模より大きく、ロシアやインドとほぼ同じです。さらに別の面からこの経済効果を説明すると、GDPにおける1兆1,000億ドルの増加とは、全世界累計で490万の新規雇用に匹敵します。これにより、米国だけでも16万の新しい雇用が生まれます。
ムーディーズのEconomy.comのチーフエコノミストであるマーク・ザンディは、カードの使用が経済成長と経済活動に与えるインパクトを調査し、その結果、電子商品がGDPを刺激した最大の要因は、取引コストの引き下げであり、消費者がより簡単に、安全に、そして便利に利用できるようになったという点にあると指摘しています。



